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ヨーロッパ統合後のファッション勢力地図

2011.05.17

2002年1月からいよいよユーロ通貨が導入されますね。今のところイギリスはポンドを参加させないと表明していますが、結果としてこのユーロ導人は将来的にヨーロッパのファッション市場が続合されることを示唆しています。ヨーロッパ全土がひとつの国家として“ユーロ対ドル”という図式でアメリカ市場と競い合うわけです。そうなると現在のヨーロッパ各国におけるファッションの位置づけも微妙に変化してくるのではないかと僕は推察します。まずパリは間違いなく現在の“最新モードのショーケース”というポジションをより確固たるものにしていくでしょう。そうなるとイタリアは“ヨーロッパ全土の生産工場”となる可能性もなくはない。スペインは“革生産となめし技術のスペシャリスト”、ドイツは“各国ブランドの消費地域”といった具合に、国家それぞれの特性がより濃厚に打ち出されてくるのではないでしょうか。もちろんそんな単純な図式でミラノ・コレクションが打ち切りになるとか、ドイツのアパレル生産量が落ち込むという事情には簡単には至らないと思いますが。そのすべての鍵を握っているのは後に解説する大手コングロマリットグループの経営陣なのではないでしょうか。