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産業廃棄物の再生利用

2011.10.24

厚生省の報告によれば、一九九六年度には全国の産業廃棄物の総排出量四億五〇〇万トンのうちで、その一三%に相当する五三〇〇万トンが直接再生利用され、さらに中間処理後の処理残澄から、排出量の二四%に相当する九七〇〇万トンが再生利用されている。直接再生利用された産業廃棄物の量と、中間処理後に再生利用された産業廃棄物の量を合わせると、一億五〇〇〇万トンになり、その量は産業廃棄物の年度総排出量の三七%に相当する。産業廃棄物の総再生利用率は、一九八〇年度が三四%で、一九八五年度が三〇%であったが、一九九〇年度には三八%となり、その後の年度ではおおむね三七%から四〇%の範囲内で推移している。鉱滓、金属くず、動物のふん尿、建設廃材の利用率が七〇%以上である。最も再生利用率が高い鉱滓とは、製鉄所の高炉・平炉などの残滓、キューポラのノロ、不良鉱石、不良石炭、粉炭のかすなどのことである。これらの廃棄物は、かなり以前から道路用材、コンクリート骨材、セメント原料として再利用されている。動物のふん尿とは、家畜すなわち肉用牛、乳用牛、豚、鶏のふん尿であって、これらの廃棄物は排出量がきわめて多いが、直接有機肥料などに再生利用されているから、再生利用量の占める割合が特に大きい。